オリックスバッファローズの山本由伸投手の高校時代についてまとめました。
山本由伸選手は甲子園に出場をしていないため、全国的に知名度が高かったわけではありませんでした。高校入学時は野手として入学しました。
高校1年生の秋から本格的に投手転向すると、すぐに頭角を現し、都城高校の1年生エースとなりました。
やっぱりこういう投手は
最初からすごかったみたいだな
山本由伸は都城高校!1年生秋から投手転向で30キロの球速アップ
ドラフト上位指名有力の都城高校 山本由伸 pic.twitter.com/flUCnr4TdD
— ミラクルチャンス堀江( ͡° ͜ʖ ͡° ) (@muscle_swing) July 28, 2019
山本由伸選手は宮崎県にある都城高校出身です。
都城高校の甲子園出場回数は夏8回、春1回の計9回で1999年の夏以来甲子園の出場がない古豪です。
出身のプロ野球選手では
- 田中幸雄(元日本ハムファイターズ)
- 福盛和男(元楽天イーグルス)
を輩出しています。
山本由伸選手は2014年に都城高校に入学し、当初は野手として入部。
ピッチャーの練習はしていませんでした。
そうなの?
1年生の夏の大会ではサードのポジションを獲得していましたが、実は高校1年の夏にもちょこちょこ試合で投げたりしていました。
3年生が引退後の夏の練習から監督から投手の打診をされてピッチャーに転向しました。
1年の秋からはピッチャーとして登板し、安定したピッチングを披露し、すぐにチームのエースとなりました。
都城高校 山本由伸くん pic.twitter.com/sGhNKCvBDJ
— ミラクルチャンス堀江( ͡° ͜ʖ ͡° ) (@muscle_swing) August 18, 2018
日本代表になるくらいの素質だからな
高校時代には7種類もの変化球を投げており、変化球が好きでキャッチボールから変化球を練習していたそうです。
2年生の夏には151キロをマークし、9月2日に行われた新人戦では鵬翔高校相手にノーヒットノーランをマークしました。
高校時代から宮崎県では注目の選手で150キロを計測するほどの剛腕投手でしたが、高校入学間もない頃はなんと120キロ台前半の球速で、約30キロのスピードがアップしたようです。
最近の高校生は球はえーな
昔は松坂投手の151キロで騒がれてたね
高校2年生の秋には完全試合を達成したこともあります。
高校3年の時には九州地方の高校野球ファンの中では山本由伸の名前は有名でした。スカウトの評判もすこぶる高かったようです。
注目を集める選手でしたが、高校1年生(2014年)の宮崎県1年生大会の決勝(富島高校)では打者一巡の猛攻を止められずマウンドから引きずり落されるなどの経験もしています。
プロ注目の投手でも打たれるんだな
日本の高校野球はレベル高いな
剛腕で鳴らした高校時代の山本由伸選手でしたが、チームとして優秀な成績を収めることは多くありませんでした。
高校時代の主な成績
都城高校
— YUMEKA (@baseball_3989) July 19, 2016
エース山本由伸君
横からしか撮れなかったけど#都城高校 pic.twitter.com/rFuStSM9sl
- 1年秋(2014年) ベスト4
- 2年春(2015年) 準優勝
- 2年夏(2015年) ベスト8
- 2年秋(2015年) ベスト8
- 3年春(2016年) ベスト8
- 3年夏(2016年) 3回戦敗退
ま、凄いんだけど。
物足りんな
高校1年生(2014年)の秋の大会では準決勝まで進み、山本由伸投手が先発するも延岡学園に序盤で6点差をつけリードするも追い上げられて敗戦。
高校2年(2015年)春の大会では全ての試合に先発しましたが、決勝で日南学園に敗戦。
高校2年(2015年)夏の大会は準々決勝で宮崎日大高校に1-0で敗れ、甲子園への出場は出来ませんでした。
2015年の新人大会で鵬翔(ほうしょう)高校を破り優勝(ノーヒットノーラン達成)
強豪相手にやるじゃねーか
2015年秋の大会では2回戦で宮崎海洋高校相手に5回参考記録ながら完全試合を達成。準々決勝で富島高校に敗れました。
高校3年(2016年)春に行われた宮崎県予選では聖心ウルスラ高校に準々決勝で敗れました。
最後となった高校3年(2016年)夏の甲子園予選では3回戦敗退となり、高校3年間で甲子園に行くことは叶いませんでした。
気合が足りなかったんじゃないか!?
こればっかりはしょうがない
山本由伸の中学時代は東岡山ボーイズでは全国大会を経験
小学1年生の時に地元の岡山で野球をはじめました。軟式の伊部(いんべ)パワフルズに所属し当時は捕手と投手の二刀流をしていました。
やはり幼い頃から肩の強さは一級品で、全国大会へも出場しています。また野球以外にも水泳を習っていたようです。
水泳で全身が鍛えられてたんだな
大谷翔平選手も水泳習ってたよね
父親の忠伸さんもコーチをしていました。
父親も東岡山工業高校の野球部出身だったようです。
中学時代は硬式で東岡山ボーイズで2塁手兼投手として活躍し全国大会を経験しています。
中学卒業後は先輩の紹介で都城高校への進学を決めました。野球に打ち込める環境が決め手となったようです。地元で野球をやることよりも、野球人としての成長を重視して県外の高校への進学を決めたようです。
山本由伸は高卒ですぐにプロ野球で活躍
都城高校からは22年ぶりのプロ野球選手として2016年にドラフト4位指名を受けてオリックスバッファローズへ入団しました。
1年目(2017年)の二軍戦では33回2/3で0.27という防御率で一軍出場のチャンスをつかみました。
登板数 | 勝利数 | 敗戦数 | ホールド | 防御率 | |
2017年 | 5試合 | 1勝 | 1敗 | 0 | 5.32 |
2018年 | 54試合 | 4勝 | 2敗 | 32 | 2.89 |
2019年 | 20試合 | 8勝 | 6敗 | 0 | 1.95 |
入団1年目の2017年シーズンは二軍スタートながらも活躍が認められ8月20日には一軍で初登板し、この年は5度の先発マウンドを経験しました。
2年目は開幕こそ二軍で迎えたものの、4月中に一軍昇格してセットアッパーとして起用され、オールスターにも出場。防御率も2点台で10代のプロ野球選手では初という30ホールド超えの大躍進。
3年目は先発に転向しパ・リーグの最優秀防御率のタイトルを獲得し、日本代表にも選出され2019年のプレミア12でも活躍。
先発の防御率1点台ってすごい
2年目から成績が向上したのは筒香嘉智選手との自主トレに理由があったようです。
1年目のオフシーズンに関西で約2ヶ月間自主トレを一緒に行い、筒香選手の野球に対する取り組み方の違いを目の当たりにして、意識が変わったそうです。
筒香嘉智選手は計画性があって、全ての物事に深い考えを持っていてとても勉強になったそうです。
実際に成績上がっとるしな
山本由伸の高校時代まとめ
- 都城高校出身
- 甲子園に出場できず
- 高校入学当初は野手だった
- 高校1年の秋に投手に転向
- 入学当初120キロ台が2年夏に151キロを記録
- 九州では有名で、スカウトの評価も高かった
球速爆上がりすぎだろww
これから伸び盛りの選手
期待してるぞ
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