三石琴乃さんは24歳の時に『美少女戦士セーラームーン』の主役に抜擢され、立て続けに『新世紀エヴァンゲリオン』でも有名になり、今でも声優だけでなく、役者として大河ドラマ『光る君へ』にも出演されています。
今回は三石琴乃さんの若い頃をまとめましたので、ご覧ください。
三石琴乃の若い頃に『セーラームーン』月野うさぎ役で有名に
1989年北海道電力泊発電所安全PRビデオのレポーターでデビューし、当初は声優というよりも、映像やビデオのナレーションのお仕事が多かったようです。
大きな転機となり三石琴乃さんの知名度を大きく上げたのは1992年『美少女戦士セーラームーン』でメインキャラクター「月野うさぎ」を演じたことです。
昔のセーラームーンのアフレコ(音声収録)をしているところです。
セーラームーンで注目を集め、現在に至るまで三石琴乃さんは30年以上も芸能界で活躍しています。
純粋にすごいな
ちなみにセーラームーンでタキシード仮面を演じていた頃の古谷徹さんです。
若いな
『美少女戦士セーラームーン』で人気をが上り調子でしたが終盤に差し掛かった1993年1月に三石琴乃さんの腹部に激痛が襲いました。
穿孔性卵巣嚢腫により緊急手術を受け、そのまま3週間入院し、3ヶ月間自宅療養。それまでもたびたび、お腹が痛くなることはあったようですが、あまり重くは受け止めていませんでしたが、実際は腹膜炎を併発しており、命に関わる病気でした。
結局三石琴乃さんは降板し代役が立てられてストーリーは進んだことで自分がいなくても作品は続いていくことに悔しさと、一抹の寂しさを覚えました。
当時社長だった松田咲實が自著『声優白書』で「売れっ子になった三石に仕事を取らせ過ぎたことが一因で申し訳ない出来事だった」と反省の弁を述べていました。
しかし、この病気で自分の役に対しての「思い上がり」を改める良い機会になったようです。
この病気療養中に結婚が取りやめになり辛い思いもしたそうです。
1994年1stシングル『誰より輝いて』の三石琴乃さん。
1995年3月にベストアルバム『BIRTHDAY OF THE SUN -KOTONO MITSUISHI Best Selection-』を発売しましたが、アルバムの告知をする三石琴乃さんです。
1995年11月に2ndシングル『あなたになりたい』を発売。
え?2ndシングルより、ベストアルバムの方が先の発売なの?どういうこと?
ベストの前にアルバム3枚出してるからね
1995年から放送された『声♥遊倶楽部』に出演していた頃の三石琴乃さんです。
そして、人気声優を不動にした作品が『新世紀エヴァンゲリオン』の葛城ミサト役です。
1995年『新世紀エヴァンゲリオン』葛城ミサト役
1996年11月号『声優グランプリ』で表紙を飾った若い頃の三石琴乃さん。
90年代は声優ブームが起こり、『美少女戦士セーラームーン』や『新世紀エヴァンゲリオン』で立て続けに人気声優の仲間入りをして、可愛い顔立ちをしていたこともあり、ストーカー被害に悩まされました。
事務所に脅迫めいた手紙が届いたり、仕事先のスタジオから一人暮らしをする自宅にまで跡をつけられ、怖い思いをしたそうです。
大事にはならなかったようですが、当時はかなり悩まされたようです。
昔も人気声優はストーカー被害にあってたんだな
2005年4月からは、のび太のママ・野比玉子 役を務めています。
2014年からは『美少女戦士セーラームーンCrystal』で月野うさぎを演じました。
この時は40代後半くらいか?
全然綺麗ね
2021年ドラマ『リコカツ』では北川景子さんの母親役を演じました。
三石琴乃の若い頃|高校卒業後に養成所へ入学
三石琴乃さんの生まれは埼玉県戸田市で、25歳まで千葉県流山市で育ちました。
小学生時代には放送委員に所属し、全校生徒に向けて生放送を既に経験していました。
千葉県立柏南高校を卒業後に勝田声優学院(2015年閉校)に入学しました。
声優を目指す前は、保育士になりたかったようです。
学生時代はおとなしく、引っ込み思案な生徒でしたが、高校時代放送部で、ラジオドラマをやりたかったことや、高3の夏に参加した声優養成所主催のサマースクールが楽しかったことが声優を目指すきっかけでとなりました。
養成所時代は緊張しいで人前で課題を発表するたびに顔は真っ赤になって手が震えていたくらいの生徒でした。
その子が今やトップ声優なのか
養成所時代には声優界の闇を見たそうです。
利害による、講師と生徒の不適切な関係だったり、今の時代ではご法度の、パワハラ・セクハラを養成所時代に目の当たりにしたそうで、三石琴乃さん自身も不当な扱いを受けたそうです。
養成所時代はのお金がかかるため、昼間は結婚式場でアルバイトをしていました。
大安の休日の日は50組近いカップルが結婚式を挙げるため大混乱。お色直しで新郎新婦がいったん別々になるため、再度引き合わせる際に全然知らない者同士を案内するミスを告白していました。
「サンシャイン60」のエレベーターガールをしたり、東京都庁に就職も経験したようです。
『エースをねらえ! ファイナルステージ』を皮切りに、声優デビューをすると、キャリアを重ねつつ『美少女戦士セーラームーン』で一気に声優界を登っていきました。
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